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えいがのはなし 反則ワザな映画

以前、中国で日本人留学生がオゲレツな寸劇を披露し、中国人が侮辱されたと怒り、デモから暴動までに発展したことがあった。
タレントの江頭がトルコで民衆の目前で裸踊りをして、やはり侮辱的だと怒りを買ったこともある。
日本では色々なお笑いがあり、また観客も大概の笑いを包容するが、国が変われば国民性や文化・宗教の違いで受け取り方が違ってしまう。
それがプライドを傷つけられた、侮辱された、神を冒涜したとまでになってしまう。

映画<バックトゥーザフューチャ>のことである。
過去に行った青年がステージでハードロックを演奏したところ、観衆が唖然となる。
その時のセリフが「まだキミたちには早すぎたようだね」だった。

日本が進んでいるとは言わないが、笑いの種類や習慣においては豊富である。
いつの日か中国のTVでもケツを出して笑いをとるタレントが現れるのであろう。

それであっても裸や尻を出して笑いを取ることは褒められることではない。
笑いのテクニックとしては非常にズルイと言える。

それで思い出したのだが、友達の山ちゃんのことだ。
山ちゃんはヘンな顔やへんなアクションで笑いをとるタレントが嫌いだ。
ドリフターズやジムキャリーなどが該当するそうだ。
彼はそれを幼稚な笑いと表現した。

ソレに対しては私も同感で、他に加えるとしたら下ネタもズルイと思う。
欽ちゃん曰く
「下ネタは芸人としてサイテイだ。誰でも笑いが取れるから」らしい。

もうひとつ日本のお笑い界ではポピュラーな、相方の頭を叩くという行為。
これもあまり好きではない。
欧米ではこれで笑いは取れないし、嫌われる行為だ。
以前TVで明石家さんまがジミーちゃんを小突いていたら、隣に居たパリジェンヌがひどく憤慨していた。
ヘンな顔、下ネタ、小突き、この笑いの3種を反則ワザと認定しよう。

しかしひとつ納得いかない山ちゃんの言動がある。
ジムキャリーをその類のタレントに加えているからだ。
たしかに顔面変化(ヘンゲ)はジムの専売特許だ。
<マスク>ではジムのヘンな顔に、さらにCG処理でパワーアップ。ズルイの2乗だ。
それでもジムがヘンな顔タレと決め付けられるのは納得いかない。山ちゃんの偏見だ!
ジムには<ライアーライアー>という正統的な作品がある。これが笑える。是非観ていただいてからジムの評価をして頂きたい。

顔で笑わせないとしたら無表情ならどうだろう?
キートンとかロイドは表情を崩さず笑いをとる。
チャップリンにしてもその表情は豊かであるが、それで笑いを獲りはしない。
現在でも同じような役者がいる。ウッディアレンだ。特に彼の初期の作品(SEXについて・・・・や、スリーパーなど)は悶絶間違いなし。ただし少々お下品なところもあり。

巨匠・小津の初期の作品<生まれてはみたけれど>を観たけれど、びっくりした。これも巨匠の作品!?
反則ギリギリ行為もあるが、これが笑える。

笑いでハズレがなく、下品でなく、センスが良いと言えば、最高峰はビリーワイルダーだ。
<あなただけ今晩は>はマイフェバリットの1本。ほかにも<アパートの鍵貸します><お熱いのがお好き><七年目の浮気><フロントページ>などなどビリーワイルダー作品はコメディものとシリアスものどちらも傑作揃い。すべて観るべし!!!

そうそう、友人・山ちゃんの嫌いなクレヨンしんちゃんにも傑作がある。
<クレヨンしんちゃん・嵐を呼ぶ!あっぱれ戦国大合戦>では、しんちゃんはケツを出さず、私の涙を出させてくれた。こんな泣けるしんちゃん映画もあることを忘れずに。


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先日
<Mr.ビーン/カンヌ・・・>を観た。
大きなことを気にせず、小さなことにこだわるビーンは健在だった。
3分に1回は爆笑した。
現代のチャップリンは、今のところカレかもしれない。